筑波大学付属坂戸高校の皆様より寄付金を授与いただきました

6月にチャンス・フォー・チルドレンで支援している東北の子ども達のために街頭募金活動をしてくれた筑波大学付属坂戸高等学校の生徒のみなさんが、CFCの東京事務局にきてくださり、寄付金を授与いただきました。遠いところ本当にありがとうございました。

校内での募金、川越駅前での募金活動で合わせて7万円も集まったそうです。やっぱり高校生のパワーはすごいです!当日の動画も見せてもらいましたが、皆さん大きな声をだして呼びかけてくれたようで、本当に感激しました。

また高校生のみなさんにも募金活動の感想を聞いてみましたが、「意外といろんな人たちが協力してくれてうれしかった」等、この活動を通じて多くの気づきがあったようです。本当にありがとうございました!

なお、この企画は公益財団法人日本財団様と学校の共同プログラム Social Action Program の一環として行われています。

筑波大学付属坂戸高等学校
http://www.sakado-s.tsukuba.ac.jp/

■Social Action Program (公益財団法人日本財団様)
http://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/social_action_program/index.html

7月街頭募金実施のご報告

7月14日(日)学生ボランティアが募金活動を実施しました。
今回の街頭募金活動は暑い日差しの中スタートしましたが、途中雨が止まず活動を中止し予定時間よりも短い時間での実施となりました。

いつもより短い時間での実施となりましたが、本当に多くの方々からのご支援をいただき結果的には約4時間で5万円近くのご寄付をいただきました。募金いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

8月も街頭募金を実施しますが厳しい天候の中で実施することになるかと思います。しかし私たちは月に一回必ず街頭募金を実施することを心に決めています。
これからも「震災で苦しんでいる子どもたちがたくさんいて、充分な支援が行き届いていないこと」をしっかりと街頭で伝えていきたいと思います。


【実施内容詳細】
○場所
リッチモンドホテル

○時間
11時〜15時

○募金総額
・48,744円

法人設立2周年記念フォーラム開催のご報告

一般社団法人チャンス・フォー・チルドレンは、2013年6月20日をもって法人設立から2周年を迎えました。
これまでご支援いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。

さて、この度は2周年を記念して、2013年6月29日に東京都港区の日本財団ビルにて記念フォーラムを開催しましたので、ご報告させていただきます。なお、フォーラムの会場は、法人設立初期よりハタチ基金の活動を通じてご協力いただいている公益財団法人日本財団様に無償提供していただきました。

当日は総勢70名以上の方々にお越しいただきました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。今回のフォーラムのテーマは、『これからの社会を担う子どもの「教育」と「お金」のあり方とは?』と設定し、教育格差の大きな要因になっている「教育費負担のあり方」について、皆様と深く考える機会になりました。


多くの方々にお集まりいただきました

また、今回のフォーラムの目玉は超豪華ゲスト陣です。ライフネット生命保険株式会社代表取締役会長の出口治明氏、一般社団法人アスバシ教育基金代表理事の毛受芳高氏、IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者でCFCアドバイザーとしてもご支援いただいている川北秀人氏にご登壇いただきました。ご協力いただき本当にありがとうございました。

それでは、プログラムに沿ってご報告させていただきます。

1.開会挨拶
○テーマ
日本の子どもの教育費の現状」(代表理事 今井悠介より)

開会のご挨拶を兼ねて、CFC代表理事の今井悠介より、今回のテーマである「日本の子ども達の教育費の現状」について講演させていただきました。


講演の様子。子どもへの投資は未来への投資です。

日本の公的な教育支出は先進国中最低レベル。その分家計での負担が大きいため、家庭の所得格差が教育格差に生まれやすい状況にあります。中でも特徴的なのが学校外教育支出のウェイトの大きさで、これはCFCが学校外教育支援を行う背景でもあります。当日の講演で配布したスライド資料は下記のURLからご覧いただけます。

○スライド資料「日本の子どもの教育費の現状」

http://www.slideshare.net/YusukeNojima/201306-cfc


2.パネルディスカッション
○テーマ:
これからの社会を担う子どもの教育とお金のあり方とは?
〜すべての子どもたちが必要な教育を受けられるために〜

○登壇者:
コーディネーター:
川北秀人 氏(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者)

パネリスト:
出口治明 氏(ライフネット生命保険株式会社 代表取締役社長)
毛受芳高 氏(一般社団法人アスバシ教育基金 代表理事
今井悠介 (一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン 代表理事


いよいよ本フォーラムのメイン企画である、シナリオなしのパネルディスカッションが川北秀人氏のコーディネートのもと、開始されました。直前の講演で今井が提示した論点は次の3点。さあ、どんな討議になるのでしょうか?

(1)教育投資は、どこに、どのように行うのが適切か?
(どの教育段階?/個人?機関?/学校教育?学校外教育?)

(2)どの程度社会が負担するべきか?
(所得制限はつけるべき?全額社会負担?)

(3)財源はどのようにすればよいのか?

討議を始める前に、まずはゲストのライフネット生命保険株式会社の出口会長からご挨拶と自己紹介をしていただきました。ライフネット生命保険株式会社は「保険料を従来の半額にして、子育て世代が安心して赤ちゃんを産める社会にしたい」という出口会長の思いによって、設立されました。CFCのミッションとも重なる部分があり、強く共感します。


ゲストの出口会長。一言一言に重みがあります。

続いて、一般社団法人アスバシ教育基金の毛受代表理事より、ご挨拶と自己紹介をしていただきました。毛受氏が提唱されるのは、政府による教育投資でも、家計による教育投資でもなく、ソーシャルな教育投資。つまり、地域が子ども達のために、投資(寄付)するという第3の選択肢についてお話いただきました。


毛受氏からは長年のご経験から多くのお話いただきました。

さて、討議開始です。どの教育段階に対して投資するのが適切かという議論。出口会長は「就学前教育に対する投資が最も投資効果が高い」と、まさに本質をついたご意見。これは、すでに歴史的に証明されています。これに対して毛受氏は高校生に対する教育投資の可能性について言及。高校時代に感動体験をすることは、彼らの可能性を大きく広げることにつながります。これには会場も納得の様子。一方、今井は、理想と現実のギャップについて指摘。低学年の子どもに対して野外体験を行うことや、幼少時代から地域のコミュニティーから疎外されない環境を作るは本質的な解決につながる一方で、目の前には高校に進学できず最終学歴が中卒で終わってしまう子ども達もいるため中3生に対する学力支援の重要性も感じるとの意見。現代社会において、低学歴は自立から遠ざける結果となります。しかし、やはりここは、少し長い視点でみて、学歴中心の日本人の価値観の変革が求められるのかもしれません。


ライブ感あふれる討議の様子

議論は途中それつつも(笑)、さらに白熱した討議は続きます。最終的には「じゃあ結局財源はどうするのか?」という点について。出口会長からはここも本質を突いたご意見。歴史的に見て、社会が子どもの教育費を負担することは当たり前。特に地方自治体が担うのが最も適切。一方で現場サイドの毛受氏や今井からは、国や自治体が担えるようになるまで(税制が変わるまで)の間は、民間寄付による投資を行う等して賄うことの必要性について言及。

ここで、コーディネーターの川北氏から重要な投げかけが。「社会で担ううえで重要なのは、子ども達を支えた地域の住民が『育てた』という実感を得ること。逆に子ども達自身も『地域に育ててもらった』という感覚を持てるようになることが重要。」とのこと。公的な資金で負担するにしても、民間寄付で負担するにしても、重要なことはまさにここではないかと思います。これまで多くの若者と触れ合ってきた毛受氏からも、地域に育てられて変化していった若者について具体的な事例をお話いただきました。


コーディネーターの川北秀人氏。鋭い質問の数々。


とにかく時間が足りません!あっという間です。

ライブ感あふれる議論が進み、あっという間に1時間半が経過しました。最後は会場の皆様との意見交換。様々な意見や質問が飛び交いました。


会場の方々同士でも意見交換をしました。

時間の関係で、最後までつきつめて討議するのは難しかったですが、濃密な2時間の討議が終了しました。是非またこのような機会を作れればと思います。

地域社会を担っていく子ども達への教育投資は、いずれ必ず自分が返ってきます。これが「投資」たる所以ですね。

短い時間ではありましたが、本フォーラムが、ご来場いただいた皆様一人ひとりにとって日本の子ども達、自分の地域の子ども達の教育費について考え、行動していただけるきっかけになればとてもうれしく思います。一方、教育NPO側の私たちも、教育投資の効果を高めること、地域が投資したことの実感を得るための仕組みを作っていくという宿題をいただきました。

大変ご多忙な中ご参加いただいた皆様、ご登壇いただいたゲストの皆様には心よりお礼申し上げます。また、最後にこのフォーラムの運営に協力いただいたNPO法人夢職人の皆様、会場を提供してくださった公益財団法人日本財団の皆様には深く感謝いたします。

皆様に見守られながら、本当によい3年目を迎えることができました。
どうぞ、次の1年もよろしくお願いいたします!


夢職人岩切代表も一緒に記念撮影

■フォーラム概要

○日 時:2013年6月29日(土)13:30〜16:30

○内容:
13:30〜14:10 開会挨拶「日本の子どもの教育費の現状」
14:15〜16:00 パネルディスカッション

【登壇者】
出口治明 氏(ライフネット生命保険株式会社 代表取締役会長)
http://www.lifenet-seimei.co.jp/

毛受芳高 氏(一般社団法人アスバシ教育基金 代表理事
http://asubashi.jp/

川北秀人 氏(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者)
http://blog.canpan.info/iihoe/

今井悠介(一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン 代表理事
http://www.cfc.or.jp/

○会 場:日本財団ビル
※公益財団法人日本財団様より無償提供していただきました。
http://www.nippon-foundation.or.jp/

○参加者:75名

○参加費:一般:2,000円/学生:1,000円

○主 催:一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン
http://www.cfc.or.jp/

○協 力:特定非営利活動法人夢職人
http://yumeshokunin.org/

【法人設立2周年記念フォーラム】参加者募集中です!(転載歓迎)

(以下、転載歓迎)
●子どもの「教育費」は、誰が負担すべきなのか?
━━━━◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【チャンス・フォー・チルドレン設立2周年記念フォーラム】

これからの社会を担う子どもの教育とお金のあり方とは?
〜すべての子どもたちが必要な教育を受けられるために〜

<登壇者>
出口治明 氏(ライフネット生命保険株式会社 代表取締役社長)
毛受芳高 氏(一般社団法人アスバシ教育基金 代表理事
川北秀人 氏(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者)
今井悠介 (一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン 代表理事

申込フォーム → http://goo.gl/rZxku

2013年6月29日(土)13時30分〜16時30分@日本財団ビル

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆━━━

「お金がなくても、愛情をかければ子どもはちゃんと育てることができる」

これって本当でしょうか?

確かに、日本が「国民総中流」といわれていた1970年代であれば、
「別に大金持ちにならなくても愛情さえあれば子どもを育てることができる」と言えたのかもしれません。
しかしながら、今の日本ではそう断言することができません。

経済協力開発機構OECD)が公表した加盟国の所得格差に関する報告書によると、
日本は先進34か国中10番目に所得格差が大きい国であるという結果がでました。
もはや、国民総中流とは、遠い過去の話です。

そして、現実問題、子どもの教育には多額の費用がかかります。
そんな中、日本は「教育費の公的負担割合が国際的に見て極めて低い国」だといえます。

OECDが2012年度に発表したデータによると、
日本の一般政府総支出に占める公的教育支出の割合は先進32か国中最下位。
教育機関に対する教育支出の私費負担の割合は、日本が31.1%で先進32か国中3番目に高い状況です。

小中学校は義務教育、高校も授業料無償制度が始まったのに、
何にこんなにも教育費を家庭が負担しなければならないのでしょうか?

小中学生の学習費で最も私費負担が大きいのが塾や習い事等の「学校外教育費」です。
実に小中学生の学習費総額の6割以上が学校外教育費として支出されており、
ここに対しては公的な保障がほとんどありません。

このようにして、日本では所得格差によって大きな教育格差を生まれています。
低所得により教育費をかけられない世帯の子ども達は様々な機会を喪失し、成長が阻害されます。
そして、日本では親の貧困状態が次世代へ受け継がれていくという負の連鎖が出来上がっています。

「所得格差を教育格差にさせないためには、どうしたらいいのか?
子どもの教育費はだれが負担するべきなのか?」

本フォーラムでは、各界の一線で活躍する豪華ゲストの皆様を招き、
この本題についてディスカッションします。

立場や役割を越えて、日本の子どもたちを想うたくさんの方々のご参加をお待ちしています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ フォーラム概要

○日 時:2013年6月29日(土)13:30〜16:30(13:00開場)

○会 場:日本財団ビル
〒107-8404 東京都港区赤坂1丁目2番2号
地下鉄銀座線「虎ノ門駅」より徒歩5分/地下鉄銀座線・南北線溜池山王駅」より徒歩5分
地図 http://www.nippon-foundation.or.jp/about/access/

○定 員:100名

○対 象:教育の問題に興味関心をお持ちの方(学生、社会人、教職員、自治体関係者、民間教育事業者、企業関係者等)

○参加費:一般:2,000円/学生:1,000円

○主 催:一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン http://www.cfc.or.jp/

○協 力:特定非営利活動法人夢職人 http://yumeshokunin.org/

                                                                                                                                • -

【当日のプログラム】

13:00 開場/受付

13:30 開会のご挨拶「日本の子どもの教育費の現状」
今井悠介 (一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン 代表理事

14:15 休憩

14:30 パネルディスカッション

これからの社会を担う子どもの教育とお金のあり方とは?
〜すべての子どもたちが必要な教育を受けられるために〜

<コーディネーター>
川北秀人 氏(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者)

<パネリスト>
出口治明 氏(ライフネット生命保険株式会社 代表取締役社長)
毛受芳高 氏(一般社団法人アスバシ教育基金 代表理事
今井悠介 (一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン 代表理事

※途中10分程度の休憩を挟みます。

16:30 閉会

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 登壇者プロフィール


出口治明 氏(ライフネット生命保険株式会社 代表取締役社長)
http://www.lifenet-seimei.co.jp/

1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。
企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、
金融制度改革・保険業法の改正に東奔西走する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、
同社を退職。2006年にネットライフ企画株式会社設立、代表取締役就任。
2008年にライフネット生命保険株式会社に社名を変更、生命保険業免許を取得。現職。

                                                                                                                                • -


毛受芳高 氏(一般社団法人アスバシ教育基金 代表理事
http://asubashi.jp/

1972年生まれ。名古屋大学工学部卒業。名古屋大学大学院人間情報学研究科修了。
1999年にアスクネットを立ち上げ2001年にNPO法人化、代表理事に就任。
学校と地域をつなぐ教育コーディネーター事業で実績を作る。
2009年に代表を退いてからはキャリア教育に関する政策提言や全国各地の教育NPO支援を行う。
2012年に一般社団法人アスバシ教育基金を設立し代表理事に就任。

                                                                                                                                • -


川北秀人 氏(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表者)
http://blog.canpan.info/iihoe/

1964年大阪生まれ。大学卒業後、株式会社リクルート勤務、国際青年交流NGOの日本代表、
国会議員の政策担当秘書などを務め、1994年にIIHOE設立。
NPOや社会事業家のマネジメント支援や企業の社会責任(CSR)への取り組みを支援している。

                                                                                                                                • -


今井悠介(一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン 代表理事
http://www.cfc.or.jp/

1986年兵庫県神戸市生まれ。小学2年生の時に阪神・淡路大震災を経験。
関西学院大学在学中、NPO法人ブレーンヒューマニティーにて不登校生徒の支援に関わる。
大学卒業後、株式会社日本公文教育研究会にて教室コンサルタントとして勤務したのち、
2011年7月に退職。一般社団法人チャンス・フォー・チルドレンを設立し、代表理事に就任。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 申込方法

締切期限までに下記のメールフォームより必要事項をご記入のうえ、事前にお申込ください。

♪ 申し込みフォーム: http://goo.gl/rZxku
♪ 締 切 : 2013年6月26日(水) 19:00まで

※定員となり次第、締切とさせていただきますのでご了承下さい。
※参加申込後のキャンセルなどについては、事務局まで直接ご連絡下さい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【 主催/お問い合わせ先 】
主催 一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン
協力 特定非営利活動法人夢職人
 〒136-0071 東京都江東区亀戸6丁目54番5号 小川ビル2階
 TEL/FAX : 03-5935-7302  E-mail : info@cfc.or.jp

【 団体関連リンク 】
ホームページ : http://www.cfc.or.jp/
ブログ : http://d.hatena.ne.jp/chance-for-children/
Twitterhttps://twitter.com/bh_cfc
facebookhttp://www.facebook.com/chanceforchildren

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

バウチャー利用者決定のご報告

5月末日をもって、CFC東日本(被災地)の新規バウチャー利用者の募集・選考が終了し、
2013年度バウチャー利用者189名(新規97名、継続92名)が決定しましたので、ご報告させていただきます。
2012年度中にご支援いただいた58,809,399円を原資に提供しました。

新規利用者97名は今週よりバウチャーの利用を開始しています。
学びの機会を取り戻した子どもたちからはたくさんの感謝の声が届いています。
ご支援・ご協力いただいた皆様には改めてお礼申し上げます。

今回バウチャーを利用する子ども達の内訳は以下の通りです。

【2013年度利用者:計189名(新規97名、継続92名)】
○学年別
小学生:26名(3年生:6名 / 4年生:6名 / 5年生:6名 / 6年生:8名)
中学生:77名(1年生:7名 / 2年生:17名 / 3年生:53名)
高校生:86名(1年生:27名 / 2年生:37名 / 3年生:22名)

○地域別
岩手県:27名 / 宮城県:139名 / 福島県:20名 / 栃木県:1名 / 兵庫県:2名
※栃木、兵庫は県外避難中の子どもです。

○住家被害別
全壊:170名 / 大規模半壊:13名 / 半壊:4名

○人的被害別
父死亡:20名 / 母死亡:7名 / その他親族死亡:18名


【新規利用者(計97名)】※応募者1200名
○学年別
小学生:4名(4年生:2名 / 5年生:1名 / 6年生:1名)
中学生:66名(1年生:3名 / 2年生:17名 / 3年生:46名)
高校生:27名(2年生:11名 / 3年生:16名)

○地域別
岩手県:6名 / 宮城県:81名 / 福島県:10名

○被災状況別
住家被害別(全壊:82名 / 大規模半壊:10名 / 半壊:3名 / その他:2名)
人的被害別(父死亡:17名 / 母死亡:3名 / その他親族死亡:5名)<審査方法>
○書類審査
エントリーシート、公的所得証明書、被災を証明する公的証明書の提出)
○審査基準
(1)被災状況(住家被害、人的被害) (2)所得・収入状況
(3)学年 (4)学校外教育サービスの利用状況<バウチャー利用期間>
2013年6月10日〜2014年3月31日


【継続利用者(計92名】※審査対象者144名
○学年別
小学生:22名(3年生:6名 / 4年生:4名 / 5年生:5名 / 6年生:7名)
中学生:11名(1年生:4名 / 3年生:7名)
高校生:59名(1年生:27名 / 2年生:26名 / 3年生:6名)

○地域別
岩手県:21名 / 宮城県:58名 / 福島県:10名 / 栃木県:1名 / 兵庫県:2名
※栃木、兵庫は県外避難中の子どもです。

○被災状況別
住家被害(全壊:88名 / 大規模半壊:3名 / 半壊:1名)
人的被害別(父死亡:3名 / 母死亡:4名 / その他親族:13名)
親の失業(父失業:46名 / 母失業:27名)
※2011年10月申請時点の情報です。<審査方法>
○書類審査
エントリーシート、公的所得証明書を提出)
○審査基準
(1)所得・収入状況  (2)2011年度・2012年度のバウチャー利用状況<バウチャー利用期間>
2013年4月1日〜2014年3月31日

なお、今回は所得制限を設けて新規利用者を募集しましたが、応募者総数1200名と
震災直後の募集時と同様、定員を大幅に上回る応募がありました。

応募家庭、子どもからは「進学をあきらめたくない」
「仮設生活によって学習環境が悪化している」等といった切実な声が届いており、
震災から2年が経過した今なお、厳しい状況が続いていることを改めて思い知らされています。

応募してくれた子どもたち全てに対応するには来年3月末までに約3億円の資金が必要となります。
バウチャーを受け取った子ども達へのサポートはもちろん、今後は一人でも多くの子ども達に
支援を届けることができるよう、支援を呼びかけていきたいと思います。

引き続き、暖かいご支援・ご協力をよろしくお願いします。

6月街頭募金実施報告

6月9日(日)、学生ボランティアが募金活動を実施しました。
今回の街頭募金活動は、新ブラシスを加えたフレッシュなメンバーで実施しました。

本当に多くの方々からのご支援をいただき、約6時間で6万円以上のご寄付をいただきました。
募金いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

震災から2年が経過して、人々の中の震災の記憶がどんどん薄くなっていっていることを日々の生活の中で感じます。復興までの道のりは、まだまだ続きます。
これからも募金活動を続けて「震災で困っている人がまだたくさんいるんだ。」ということをしっかり伝えていきたいと思います。

坂井ゆりあ

【実施内容詳細】
○場所
リッチモンドホテル

○時間
11時〜17時

○参加学生ボランティア(計:13名)
・青沼翔太
・阿部剛
・阿部智宏
・小野寺里桜
・坂井ゆりあ
・鹿野亮汰
・檀上泰史
・豊田健人
・引地リサ
・本間春香
・松本千加子
・三笠茜
・山田紗花

○募金総額
・69,208円

10人以上集まる場があれば、今井を呼んでください!お話に伺います!


『自分もできることなら皆と同じ環境で勉強したい。』

これは、ぼくが出会ったある貧困家庭の子どもの忘れられない一言です。

日本の子どもの6人に1人が貧困。これは海外の話ではなく、ぼくたちの身のまわりに起こっている問題です。彼らは経済的な理由によって様々な機会を奪われています。

日本において高校に進学することは、いわば「当たり前」と考えてよい時代ですが、貧困家庭で育った子どもの10人に1人以上が高校に進学できません。大卒でも就職が難しい今の日本において、貧困家庭の子どもたちがいかに不利な立場に立たされるか、想像してみてください。

ぼくたちはこの問題を解決するために、関西や東北で活動を続けています。そして、もっともっと多くの人に、この問題について知ってもらいたいと思います。

そこで、皆様にお願いです。

10人以上、人が集まる場があれば、是非お話をさせてください。
会社の勉強会、私的なサークルの集会等、小規模なものでもかまいません。少しでもお時間をいただけるようでしたら、お話に伺いますのでお気軽にお声掛けください。

去年も多くの方々が講演や勉強会に呼んでくださいました。
子どもたちのためにできることは、寄付やボランティアだけではありません。多くの人がこの問題を「知る」機会を作ってくださることは、本当に大きな力になります。

ご協力いただける方は、以下の申込フォームからご連絡ください。

■講演講師派遣概要

○派遣の条件
・人数 原則10名以上(10名以下でも伺えることもありますので、まずはご相談ください)
・場所 首都圏近郊(遠方の場合は交通費をご負担いただくこともございます。)
・謝礼 ご相談(会の趣旨や規模によっては無料で伺う場合もございます)
※ご依頼に全て対応できない場合もございます。あらかじめご了承ください。

○申込フォーム
下記のURLよりお申込みください。
http://goo.gl/4ffUe

○問い合わせ先
info@cfc.or.jp

○講演内容
Aコース:日本の子どもの貧困と教育格差の問題について
Bコース:東日本大震災被災地の教育格差について
(各30分コース、60分コース有)

その他、対象別に下記のようなメニューもご用意しています。

【企業向けメニュー(60分)】
 A or B コース(30分)+ 企業とNPOの協働(30分)
自治体向け(60分)】
 A or B コース(30分)+ 自治体による子ども支援政策(30分)
【大学生向け(60分)】
 A or B コース(30分)+ 大学生ボランティア主体の子ども支援(30分) 等
※上記以外でも、会の趣旨に応じてテーマをアレンジすることができますので、
お気軽にご相談ください。

○講師プロフィール
今井悠介(一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン 代表理事
1986年神戸出身。小学2年生の時に阪神・淡路大震災を経験。関西学院大学在学中、NPO法人ブレーンヒューマニティー不登校支援事業部代表を歴任。卒業後、株式会社日本公文教育研究会(KUMON)に入社し、地域の教室コンサルタントとして勤務。東日本大震災を契機に一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン(CFC)を設立し、代表理事に就任。2011年7月にKUMONを退職し、専従職員として活動開始。

○過去の講演の様子
・公開セミナー「学校外教育バウチャー」で教育格差は解決できるのか?
〜すべての子ども達の教育機会を保障する新しい仕組み〜(日時:2012年11月3日、主催NPO法人夢職人)
 http://yumeshokunin.seesaa.net/article/300463321.html