【参加者募集】大学生ボランティア養成研修を開催します
2013年5月18日(土)・19日(日)に大学生ボランティア養成研修を開催します。
(それぞれ同内容の研修会となります)
当研修会では、東日本大震災で被災した子どもたちを支えていく上で必要となる知識の習得や対人関係トレーニングを行います。
そして、研修後はボランティアとしてチャンス・フォー・チルドレンが支援する子どもたちと月に一回の面談を行います。
面談の中では、学習や進路に関する相談・アドバイスを行うことで子どもたちの持つ不安を和らげ、将来の可能性を広げるサポートを行います。
これまで60名以上の大学生ボランティアがこの活動に関わってきましたが、今年も多くの仲間が増えることを心より楽しみにしています。
「被災地の復興に継続的に関わりたい。」
「被災した子どもたちの力になりたい。」
「大学生活で新しいことに挑戦したい。」
こんな想いをお持ちの方はまずは研修会にご参加ください。
以下、研修の詳細となります。
【研修詳細】
○日時
(1)A日程 2013年5月18日(土)10:00〜18:00
(2)B日程 2012年5月19日(日)10:00〜18:00
※A・Bいずれかの日程で参加してください。研修内容は同じです。○場所
(1)A日程 : 仙台市中央市民センター 第1セミナー室(C)
〒983-0852 宮城野区榴岡4丁目1番8号 ※JR仙台駅下車 駅東口徒歩5分
URL:http://www.stks.city.sendai.jp/hito/WebPages/sisetu/simin/sisetu/miyagino01.html
(2)B日程 :子どもグリーフサポートステーション
〒981-0021 宮城県仙台市青葉区中央3丁目6−7東日本建物仙台駅前ビル 6F ※JR仙台駅より徒歩3分
URL:http://www.cgss.jp/map○対象
被災児童・生徒への支援活動に関心のある大学生・大学院生○定員
30名(各日)※応募が殺到した場合、男女比・学年等を考慮した上で選考させていただきます。○費用
無料 ※自宅から研修場所までの往復交通費、昼食費は自己負担となります。○参加お申込み
PC http://ws.formzu.net/fgen/S75839224/
携帯 http://ws.formzu.net/mfgen/S75839224/○研修責任者
三笠 茜(ミカサ アカネ)○お問合せ
tel:022-265-3461 mail:brosis@cfc.or.jp
【研修紹介】
○講義
講義1
「Chance for Children/ブラザー・シスター制度の概要」
Chance for Childrenがどのような取り組みを行っており、
その中で学生ボランティアにどのような役割を期待しているのかについて説明します。
講義2
「子どもの貧困、貧困家庭の実状」
日本の子どもの貧困の実状について学びます。
具体例をあげながらどのような点が問題で、その背景には何があるのかを考えます。
担当:雑賀 雄太(一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン代表理事)講義3
「被災した子どもの心理状態と支え方」
災害時の心の反応、遺族の心理、喪失体験による心の動きなど、
被災した子どもの心理状態を学び、どのように支えていくべきかを考えます。
担当:佐藤 利憲(仙台青葉学院短期大学看護学科精神看護学講師)
○実習
∇セッション1
「コミュニケーション基礎」
対人コミュニケーションにおける基礎的な知識、子どもとコミュニケーション
をとるうえで必要となるスキルを実践を交えて学びます。
∇セッション2
「ロールプレイング」
実際に子どもと面談する場面や電話で会話をする場面を想定し、
子どもの役や学生ボランティアの役を演じ、実体験します。
∇セッション3
「グループワーク」
子どもと関わる際に大切なこと・ブラザー・シスターとしての
役割について小グループで意見を出し合い、最後に参加者全員で共有します。
担当:出村 和子(日本いのちの電話連盟理事)
【CFC東日本】バウチャー利用者の新規募集開始!資料請求受付中です
4月10日より、CFC東日本のバウチャー新規利用者97名の募集を開始しました。
2012年度中にいただいた5,880万円を原資に、2013年度は総勢189名(新規97名、継続92名)が
バウチャーを利用する予定です。バウチャーの利用をご希望の方は、募集要項をご覧いただいた
うえで、応募資料をご請求ください。
■利用者募集要項
ホームページからご確認ください。
http://www.cfc.or.jp/parentchild/east.html■応募資料の取得方法
1.お電話を利用する場合
仙台事務局までお電話くださいTEL 022-265-3461
(火〜土曜 10:00〜19:00/日・月・祝休業)
※ただし、5月3日・4日は通常営業します。2.電子メールを利用する場合
電子メールの件名に「応募書類請求の件」と明記し、
メール本文に次の5点を明記のうえ、以下のアドレス
まで送信してください。○メール記入事項
(1)氏名 (2)郵便番号 (3)住所 (4)電話番号 (5)エントリーシートの必要部数
アドレス:entry@cfc.or.jp3.ダウンロードする場合
ホームページから応募書類をダウンロードしていただくことも可能です。
今春から一緒に活動できる仲間を募集しています。
CFC東日本では今春から一緒に活動していく大学生ボランティアを募集しています。
現在、仙台市内の各大学の入学式やオリエンテーション等で新入生歓迎パーティーのチラシを配布したり、昼休みに大学食堂でチラシを配布したりしています。
一人でも多くの学生にCFCのことを知ってもらえればと思っています。
新入生歓迎パーティーでは、仙台事務局にてお好み焼きパーティーの実施を計画しています。
どんな歓迎パーティーにしようかと色々意見は出ましたが、
「みんなで一緒にお好み焼きを作りながらワイワイと話したい。」
「実際に事務局に来てもらって雰囲気を感じてもらいたい。」
といった意見から事務局にてお好み焼きパーティーを実施することになりました。
歓迎パーティーは4月14日・21日の2日間、行われます。
現在、活動している大学生ボランティアと、新入生またはCFCボランティアに興味のある学生が気軽に話せるようなイベントにしていきたいと思います。
○新入生歓迎お好み焼きパーティー概要
開催日時:4月14日・21日(日)18時〜20時30分
開催場所:一般社団法人チャンス・フォー・チルドレン仙台事務局
集合時間:17時30分
集合場所:仙台駅ステンドグラス前
申込方法:以下のアドレスにメールを送信してください。
アドレス:shinkan@cfc.or.jp
件 名:お好み焼きパーティーの件
本 文:大学名、学年、名前、参加日
※申込期限は参加日の前々日まで。
また、昨年度CFCクーポンを利用していた高校3年生が32名います。この中には、仙台市内の大学生に進学する利用者もいます。
CFCクーポン利用経験者の中から一緒に活動できるボランティアが出てくると本当にうれしく思います。
今年度も新しい出会いがたくさんありそうです。
【CFC関西】新規利用者の紹介
今年度は3名の新規利用者が決定しましたので紹介します。
■兵庫県立高校2年生女子
小学校3年生の時に出会った先生に憧れ、教師を目指している彼女。
兵庫県の有名進学校に通い、教育系大学を目指すため、学習塾で勉強を頑張っています。
バウチャーは週1回しか通えない学習塾を週2回〜3回に増やすために使いたいとのこと。
しっかりと教養を身につけ、勉強がしたくても経済的に苦しい子どもたちのために勉強が
できるより良い環境を作れる、またいじめ問題などの生徒の中に潜む問題にしっかりと気づける
教師になりたいと考えています。
■兵庫県立高校2年生男子
小学校3年生の時に病気で入院し、4年生からは医師になることを目指している彼。
現在は家庭の金銭的な事情により塾や予備校に行きたくても行けない状況とのこと。
彼は家庭で兄弟の面倒を見ながらも、日々夜12時まで勉強を行い、既に志望校も定めています。
医師になる目標のためにも「一日医師体験」などのイベントに参加し、将来の夢を叶えるための
努力を続けています。
■兵庫県立高校3年生男子
軽音部の部長を務めながら、薬剤師を目指して頑張っている彼。
現在は授業や放課後の補習に積極的に参加しながら勉強を頑張っています。
まだまだ目標を達成するためには学力が足りません。しかし親に学習塾や予備校に行きたいとは
なかなか言えず、チャンス・フォー・チルドレンに応募しました。学校外教育機関に通った経験
もないため、大学生のボランティアからも色々と情報を聞き、学力を高めるための努力をしてい
きたいと考えています。
2013年度継続利用者とブラザー・シスターの面談がもうすぐ始まります。
先日、2013年度継続利用者とブラザー・シスターのマッチングが完了しました。
2013年度は2012年度利用者の内、約90名が継続してバウチャーを利用することとなりました。
そして今春卒業するブラザー・シスターが抜け、2013年度はブラザー・シスター総勢36名で子どもたちを支えていくことになります。
別れの季節が過ぎ去り、4月からまた新しい出会いの季節がやってきます。
それは利用者とブラザー・シスターにとっても同じです。
引き続き、同じ利用者を担当するブラザー・シスターもいますが、新しく別の利用者を担当するブラザー・シスターもたくさんいます。
継続して担当するブラザー・シスターにはこれまで培ってきた信頼関係を土台に4月よりまた新しい気持ちで彼等・彼女等と向き合い、寄り添ってほしいと思います。
そして、新しく利用者を担当するブラザー・シスターにはその新しい出会いを味わい、まずは利用者が安心して話できる環境を作ってほしいと思います。
ブラザー・シスター制度の運用が開始して、この3月で第一期を終えることになります。
一年間の活動を通じて見えた様々な課題があります。
今年度は、これらの課題を真摯に受け止め一つ一つ解決していきたいと思います。
そして、課題をしっかりと見つめていく一方、ブラザー・シスター制度の成果にもしっかりと目を向け、「成果」にこだわった活動をしていきたいと思います。
CFCクーポン贈呈式利用者スピーチ(3) 2013/3/20
2013年3月20日の開催されたクーポン贈呈式。
最後は、高校1年生のスピーチをご紹介します。
昨年クーポンを使って志望校に合格した彼は、
将来の具体的なビジョンと、次の一年の抱負を話してくれました。
○高1男子スピーチ(宮城県石巻市)
「クーポンを使って志望校に合格。夢の実現に向けて一歩ずつ」私は二年前の東日本大震災の津波で家を流されてしまいました。
幸い家族全員無事でしたので母の実家に身を寄せ生活をしていました。今までの生活とは一変、もちろん自分の部屋もなくあまり自由のない暮らしを二年間し、
その間何度となく震災を恨みまた悔しくも感じてきました。そして約一か月前やっと新居も見つかり少しずつではありますが以前のような
生活ができるようになりました。しかし一歩外に出ると全く片付いてないがれきも山のようにあります。
その光景を目にする度にここまでの道のりの遠さをまざまざと実感させられます。今回チャンス・フォー・チルドレンさんからのクーポンは私の夢を実現させるために
使わせて頂きたいと思います。私の夢は商品のデザインや企画、それに伴う設計を行うことです。
特にアイデア商品の企画を行う仕事に従事することが夢で、
高齢者や身体障害者の方の自立支援につながるような物を作りそれを使って
自分で何かが出来た時の喜びや達成感を自らの目や手で味わってもらいたいのです。震災当時、特に高齢者の方や障害を持った多くの方々はとても辛くうしろめたい
日々を送っていたのではないか。
そして今もなお、多くの方々が前向きな気持ちになれないままでいるのではないかと感じています。そんな時にでも、ほんの一瞬でも気が紛れ楽しさを感じながら手先や思考力を
使うような何かを作りたいと考えています。その為の自分自身への今後の課題はその何かを見つけることです。
それを見つけるためには私の様々な体験や経験を積まなければなりません。今以上に感性を磨き色々なものを見て、触れて感じて時代の流れに沿った
新しい文化を学んでいきたいと思っています。前回のクーポンでは夢の実現への第一歩である第一志望校に入学するための
講習会などの参加に使わせて頂きました。そのおかげで充分なほどの学習ができ志望校に合格できました。
今回はもう一段上のステップです。
更なる夢の実現に向けてまずは大学に入学するための学習に利用したいと思います。私は今年高校二年になります。
そこで私の目標は大学への準備はもちろん視野を広めて様々な人との
交流をしたいと思っています。最後に今回クーポンの継続利用を可能にしてくださいました
チャンス・フォー・チルドレン代表理事雑賀雄太さんをはじめ関係者の皆様、
またこの一年半毎月電話面談をしてくださった大学生の皆様、本当にありがとうございました。そして今後もよろしくお願いします。
CFCクーポン贈呈式利用者スピーチ(2) 2013/3/20
続いて2人目のクーポン贈呈式の代表スピーチを紹介させていただきます。
小学4年生の女の子が震災当時の壮絶な体験を語るとともに、
今後の目標を力強く話してくれました。
是非、ご覧ください。
○小4女子スピーチ(宮城県石巻市)
「津波にのまれたが木にしがみついて助かった。将来はピアノの先生に」私は去年クーポンを頂いてたくさん勉強することができました。
一つ目は英語です。英語教室は週一回あります。
学校で少し勉強していたので初めは簡単でしたが、だんだん難しくなってきました。
たまにくじけそうになる時もありますが先生がやさしく教えてくれるのでこれからも英語の勉強を続けたいです。二つ目はピアノです。
ピアノは四歳から習っています。
毎年あった発表会が楽しみで毎日練習をしていました。震災前はコンクールに出ることとグレードを受けることを目標にしていました。
家にはピアノもありました。二年前の東日本大震災で私の家と大切なピアノは津波の被害にあってしまいました。
私は津波が来てお兄ちゃんと外にいました。
おばあちゃんは「津波が来た」と叫んでて、津波がどんなものか分からなくて外に出てしまいました。もの凄い勢いで黒い水が私達を襲ってきた時は凄くびっくりしました。
庭に木があったので二人で必死にしがみついていました。
水の勢いは強くて手が離れてしまいそうでしたがお兄ちゃんが私を捕まえてくれました。
黒い水は冷たくて臭くて辛かったのを覚えています。私の家は二階がなかったので二階に逃げることは出来ませんでした。
このままお兄ちゃんと流されて死んでしまうのかと思いました。
家の中におじいちゃんが流れてきた竹の棒で私達をひっぱってくれて屋根裏に逃げました。
お兄ちゃんはペットの死骸を抱えて木にしがみつきながら私のことも捕まえてくれました。
あとから聞きましたが津波は二メートル以上だったそうです。お父さんとお母さんは仕事でいませんでしたが、絶対助けに来てくれると思っていました。
次の日お父さんとお母さんが助けに来てくれたときは本当にうれしかったです。いつもお兄ちゃんとけんかしてばっかりしていてお母さんに怒られてしまいますが
お兄ちゃんがいてくれて本当に良かったと思います。
家も生まれた時の写真も全部なくなってしまいましたが私の家族は全員助かりました。それだけでも本当にうれしかったです。
でも近くに住んでいるひいおばあちゃんが亡くなってしまいました。
ひいおばあちゃんは天国でお兄ちゃんと私のことをずっと見守ってくれると思います。私の将来の夢はピアノの先生になることです。
幼稚園から習っているピアノの熊谷先生はいつも明るく笑っています。私はそんな熊谷先生のようなピアノの先生になりたいです。
難しい曲もがんばって練習すれば弾けるようになると熊谷先生に教えてもらったので、
私も大人になったら子供たちにたくさんの曲を教えてあげられる先生になりたいです。ピアノの先生になるためにもっと勉強を頑張ってもっと練習をしたいです。
今年は五年生になります。
勉強も難しくなってくるので頂いたクーポンで、ピアノや英語の他にも算数や国語も頑張ろうと思います。