CFCではたくさんのボランティアが活動しています。

CFCでは、教育クーポンを提供した子どもたちに、月に1回面談を行っています。
面談を行うのは、仙台市内の大学生・大学院生45名(本日現在)です。彼ら・彼女らは、月に1回子どもと直接面談を行ったり、事務所から電話をしたり、子どもたちの学習や進路の相談に応じ、クーポン利用先についてのアドバイスなどを行っています。

(大学生ボランティア研修の様子)

この大学生は、11月、12月に行われた研修で、専門家の先生方からコミュニケーションや進学情報などについて学びました。現在、尚絅学院大学8名、東北学院大学7名、東北大学6名、東北福祉大学5名、宮城教育大学10名、宮城大学4名、宮城学院女子大学3名、仙台白百合女子大学:2名の学生が関わっています。

教育クーポンの仕組みは、教育に用途を限定して子どもたちの学びの機会を保障する非常に有効なものです。ただ、クーポンである以上その利用が確実に行われ、また子どもたちがどのように変化しているのか、その見守りをすることが大切となります。
大学生ボランティアは、正にこの領域を担当しており、クーポンの仕組みが活かされるためには非常に大切な存在です。
また、僕たちは“大学生”が関わるという点も大切にしています。子どもたちにとって、親でも先生でもない大学生という第三者が関わることは、ロールモデル(将来の目標)との出会いという点においても効果があります。僕自身も高校生の時、大学生との関わりがもっとあったらと今になって思うことはたくさんあります。近すぎず、遠すぎない目標をもつことは、子どもたちの成長にとってとても大切なことだと考えています。

現在CFCの職員は3名ですが、学生時代は大学生ボランティアとして活動していた3名でした。ブレーンヒューマニティーhttp://www.brainhumanity.or.jp/)というCFCの設立母体団体では、現在約800名の大学生ボランティアが年間の活動に関わり、その運営を行っています。今後東北の地でも、学生が社会に参画し、主体的に行動を起こし、自らも学んで成長できる基盤をつくっていきたいと思います。

CFCのミッションは、経済的に困難な子どもたちへの教育機会の保障にあります。しかしそれは、そもそも経済的に困難な子どもたちを見捨てない社会をつくることにあり、そこには多数の方々がミッションに共感し、行動を起こすことが求められます。
僕らは社会的課題を伝え、解決する方法を伝え、そこへの参画を呼びかける“代弁者”にすぎません。現在の45名の大学生をはじめ、
たくさんの方々がこの活動に関わり、主体的に動いていくことで、少しずつ社会は変わっていくものだと思っています。

是非CFCの活動にご興味ある方は学生でも、学生じゃなくても声をかけてください。