【CFC関西】街頭募金実施の報告

今回はCFC関西の学生ボランティアである経堂隆大くんに街頭募金の様子やその時の気持ちなどを書いてもらいました。
是非ご覧ください。

実は、生活保護バッシングが高まる昨今で街頭募金を行うことに少しだけ恐怖を感じていました。
街頭募金では、「私たちは生活保護世帯の子どもたちに教育支援を提供します」などと
市民の方々に呼びかけます。
今年になってニュースやインターネット上で見られる、生活保護受給者に対する激しいバッシングを自分たちが受けることに恐怖を感じたのです。

私たちに対する反応はこれまでとは違った冷たいものになるのではないか。
そんな不安をぬぐい切れないながらも、私たちが学生6人で今年1回目のCFC関西街頭募金を始めました。

しかし、想像していたよりはるかに、市民の方の温かさを感じるものになりました。

例えば、募金にご協力いただいた方にこんな方がいらっしゃいました。
会社員と思われるスーツ姿の男性の方で、わざわざ立ち止まり、こう質問されていきました。
生活保護の子どもへの募金なの?」
僕は思わず緊張し、「はい、そうです。子どもたちが塾や野外活動にいけるようにするための募金です。」と
答えたところ、「がんばって」と一言笑顔で残し、募金にご協力いただけました。

また、一方で課題を感じる街頭募金でした。
私たちは街頭募金に、「生活保護世帯のための学校外教育支援」などと大きな文字でキャッチコピーを書いたパネルを持っていき、市民の方々の前で掲げます。
しかし、この風潮の中で多くの市民の方に私たちの活動の必要性を理解してもらうために、もう一工夫必要ではないかと考えました。
例えば、貧困の連鎖という社会課題を伝えるパネルを作る。
かけ声をより簡潔に課題を伝えるものにかえるなどです。

私たちは、社会の変容と共に活動への関わり方も少しづつ変え、よりCFCに対する理解をいただけるよう、がんばりたいと思います。

なお、今後の募金予定は下記の通りです。
■今後の募金日程
11/18(日)、11/23(金・祝)、12/1(土)、12/16(日)
全日程とも「JR三ノ宮駅又は元町駅付近」、14時〜18時頃

関西学院大学法学部4年 経堂隆大