Chance for Childrenメンバー紹介


こんにちは!プロジェクトメンバーの市位です。今回は、私事ながら、日頃考えていることの一部を記したいと思います。
子どもの貧困問題と直接の関係はないかもしれませんが、よろしければご一読下さい。

私事で恐縮ですが、私は今大学二回生で、先日成人式を迎えました。そこで地元に帰った際、地元の仲間との再会に、いろいろと思うところがありました。子どもの貧困問題と直接の関係はないかもしれませんが、よろしければご一読下さい。


私の故郷は元々農村で、大学進学率も他の地域に比べれば低く、成人式に出席した友達も、もう働いている人が半数以上を占めています。
同窓会では、みんな「明日からまた仕事や〜」と言いながら、久々に中学校時代に戻って、楽しい一時を過ごしていました。


中には、高卒で工場に就職、あまりに単純作業の繰り返しが毎日続き、心を病んでしまった友達もいました。
「今はニートしてる」と笑っていましたが、本当は働いて親元から自立したい、という気持ちは読み取れました。

警察官になりたい、と言っていた友達が、今は車の部品工場で働いていました。
「大学行きたかったけど、お金もないし頭も悪いし無理やった」と言っていました。今は、少ないお給料を貯めて、警察試験のための専門学校に通うのが目標だそうです。
もっと勉強したい、という思いが、本当に切実に伝わってきました。


談笑しながら、私は、彼らの生きている世界が、全く自分と異なることを感じました。
お金を稼ぐために働く、ということがものすごくシビアなことなのだな、と感じました。


「貧困の自己責任論」は、よく言われることであるし、私も昔はそう思っていました。
しかし、今身近な人が、努力しても自分の望む暮らしが送れていない、という状況にあることを目の当たりにし、私の考えは大きく変わりつつあります。


誰もが幸せに暮らせる社会を作るために。貧困に限らず身近な問題に対し、私が出来ることを探すのが、当面の私の目標です。



2009年度 Chance for Childrenメンバー
市位ちひろ