CFCアドバイザー会議を開催しました!

2013年2月3日にCFCアドバイザー、外部調査チーム、その他協力企業・団体等、様々な分野のスペシャリストの方々にお越しいただき、CFCアドバイザー会議を開催しました。CFCの今後の方針や課題について、貴重なご意見・ご助言をいただき、本当に多くの収穫がありました。



初めてのCFCアドバイザー会議。最初は少し緊張気味。

第一部では、CFC代表理事よりこれまでの活動のご報告をした後、CFC外部評価チーム代表の赤林英夫先生(慶應義塾大学経済学部教授)よりCFC東日本の中間調査報告をしていただきました。改めて民間団体が外部調査を受ける意義を確認したうえで、学力調査・心理面の具体的な調査方法と現時点での結果をご発表いただきました。(中間結果となりますので、残念ながらまだ公表できませんが、来年度中に発表させていただきます。)


CFC外部調査チーム代表の赤林英夫先生よりCFC東日本の中間調査報告

第二部では、CFCアドバイザーの川北秀人様(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者)より2020年の子どもの状況と課題をテーマにお話いただきました。日本が今後の20年を歩んでいくにあたり、「子どもを一人もドロップアウトさせている場合ではない」という強いメッセージをいただきました。その後、CFC代表理事より2020年のビジョンと今後の課題について発表させていただきました。


CFCアドバイザーの川北秀人様より2020年の子どもの状況と課題について

そして、CFCの2020年ビジョンをもとに全員で今後のCFCについて討議をしました。「より多くの地域にバウチャーの仕組みを広げるには?」「学習意欲が低い子どもへのアプローチは?」「被災地継続支援のためのファンドレイジング」という3つにテーマを絞りました。参加いただいた皆様から飛び出す様々な視点からのご意見に圧倒されてしまいましたが、今後の展開を考える上で重要なヒントをいくつもいただいたように思います。本当に白熱した討議になりました。


白熱した討議中の様子。フリップディスカッション形式で進めました。

全てはここで共有することはできませんが、やはりいかにバウチャーを提供することによる「成果」にこだわるかという最も本質的な部分を追求していくとともに、CFCの「成果」を何で測るか?ということは改めて考え直す必要があるかも知れません。ここは、一つ今回のCFC東日本の外部調査が大きなカギを握ると考えられます。また、バウチャーを提供したことによって起こる「子どもの変化」だけでなく、「地域社会の変化」にも今後更に目を向けて考えていく必要があるのではないかと思います。

この他にも、貴重なご意見をたくさんいただき、正直まだまだ消化しきれていない状況でもあります。課題は山積みですが、一つ一つ整理して、今後の行動に移していきたいと思います。

それにしても、本当に豪華なメンバーにお越しいただき、改めて自分たちが恵まれた環境のもと、この事業に携わらせていただいていることを深く実感しました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!

これからも、皆様のお力を借りながら、より多くの子どもたちにより良い機会を提供していきたいと思います。どうぞ、これからもよろしくお願いします!

■CFCアドバイザー会議概要
○日時
2013年2月3日(日)15:00〜18:00

○場所
日本財団ビル 第8会議室 (東京虎ノ門
http://www.nippon-foundation.or.jp/about/access/

○ご出席いただいた皆様(敬称略)

川北秀人(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表者)
田村太郎(一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事
出村和子(一般社団法人日本いのちの電話連盟 理事)
長尾文雄(特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー 理事)
能島裕介(特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー 理事長)

※この他にも多くの方々にアドバイザーとしてサポートいただいています。
http://www.cfc.or.jp/corporate/supporter.html

<外部調査チーム>
赤林 英夫(慶應義塾大学経済学部 教授 教育の経済学専攻)
田中 隆一(政策研究大学院大学 准教授)
中室 牧子(東北大学大学院文学研究科 助教
荒木 宏子(慶應義塾大学経済学部 助教)<協力企業・団体>
伊藤 政倫(社団法人全国学習塾協会 会長)
青柳 光昌(公益財団法人日本財団 東日本大震災復興支援チーム リーダー)
樋口 裕司(公益財団法人日本財団 東日本大震災復興支援チーム)
小田 礼子(公益財団法人東日本大震災復興支援財団)
藤原 公博(株式会社ウィザス 教育企画部)<ファシリテーター>
田中 滋